H28年11月


29年度 神奈川地区 春のハイキング報告

 5月27日(土)朝10時軍港の町横須賀の歴史を求めて、日本でも珍しい軍需物品搬入のため階段が一つもない JR横須賀線横須賀駅に11名の会員が集合。
幹事から当日の予定などの説明の後、昨日までの強い雨も心配でしたが天気にも恵まれて元気に出発。
 駅のロビーを出るとすぐそこは、幕府の要請を受けたフランス人技師・ヴェルニーが造船建造のために旧横須賀製鉄所を設立、 今は軍港の対岸にヴェルニー公園としてバラの花がていねいに育てられ、フランス様式の庭園になっていた。ここで集合写真 パチリ!
 この軍港には旧、横須賀海軍工廠(造船・修理)があり戦艦「陸奥」もここで建造され原因不明で瀬戸内海で沈没、戦後引き 上げられた陸奥の主砲が70年の時を経て横須賀に里帰りこの公園に巨大な主砲のみが置かれている。
 またこの軍港には旧、横須賀海軍鎮守府(艦隊の支援機関)が置かれ戦艦「長門」や「信濃」を建造した軍港として発展した そうです。
今は米国海軍第七艦隊横須賀基地としてまた海上自衛隊横須賀基地として世界の安定と平和に貢献しているところなのだと感じた。
 この軍港から私たちがハイキングで訪問する少し前に横須賀基地を母港とする原子力空母ロドナルド・レーガンが沢山の駆逐艦と ともに朝鮮半島方面に出航したそうで軍艦も軍人さんも少なく静かでした。
近くいた方の話では原子力空母ロナルドレーガンには約6.000名の軍人が乗員していると聞いてびっくり町は寂しくなるはずだと 思いました。
 寂しくなった町「どぶ板通り軍人が夜に集まる通り」を抜けて、東京湾唯一の無人島、猿島に行くための乗船口である三笠公園に 向かいました。
 三笠公園には「旗艦三笠」が岸壁に記念艦として据えられており、私たちは乗船まえに軍艦三笠の見学と昼食休憩を取ることに しました。
 「旗艦三笠」は日露戦争で東郷平八郎大将が日本海海戦でロシアのバルチック艦隊38隻を破り圧倒的な勝利した記念として 三笠公園に接岸され海上自衛隊により管理されており、ここでも北方領土返還など日本とロソアの歴史を見ることが出来ました。
 いよいよ、最後の訪問先「猿島」へ三笠公園から船で10分程の電気もないお店もない非日常的な島(写真パチリ)に全員向かい ました。
 下船してすぐ全員で島めぐり開始、昨夜の大雨で歩くにくいのではと心配でしたが標識も整備された遊歩道は歩きやすい ハイキングコースでした。
 ウグイスの声などを聴きながら2時間ほどの散策この島は戦後も一般人の立ち入りが出来なかったため手つかずのまま、 東京湾の要塞として当時の歴史を感じる砲台跡や弾薬庫、司令部址、レンガ造りのトンネル等が貴重な日本遺産に指定され 残されていました。
今では横須賀市の管理のとなっておりハイキングの他にも海水浴、釣りも楽しめる無人島になっています会員の皆様も 一度行かれることをお勧め致します。
 島めぐりも事故なく終えて乗船した三笠公園に戻り、15分程歩いて京浜急行横須賀中央駅前に戻り、本日最後のイベント 懇親会場へ直行、すでに幹事の段取り根回し良くお店の方が準備してくれたため速やかにビールで乾杯、今回は支部幹事の 渡辺様ご夫妻とドコモ早坂様ご夫妻に参加いただき会場も盛り上がり、次回のハイキング参加を楽しみに散会しました。
 参加者の皆様お疲れ様でした。

神奈川ハイキングサークル幹事


  当日の模様をスライドショーでご覧下さい。